育樹祭レポ_2

こんにちは。

シリーズ“育樹祭レポ”でございます。
先にご報告いたしました住宅軸組。
墨付と並行して加工も始まりました。
加工部隊として1年生を増員!次々に刻んでゆきます。


現在は主に継手の加工をしております。
継手というのは、長さの足りない材料と材料をジョイントして、より長い材料にする加工のことです。
これは建物を支える土台の継手を加工している様子。
一心不乱に作業しております。


その奥では、梁の継手を加工しております。
きれいに納まるよう微調整中。。。


まだまだ加工は続きます!

育樹祭レポ_1

こんにちは。

来る11月11日の日曜日。
静岡県袋井市のエコパにて、「全国育樹祭」というイベントが執り行われます。

木を植えて 育てて活かす 緑の力
ということで、森林や山の育成、はたまたその恵みを感じようというイベントです。

その育樹祭会場の一部に展示される住宅軸組を、日本建築専門学校で製作することと相成ったわけでございます。


そいうわけで、早速作成開始!
材料はこれら。


富士山の桧 富士桧です。
1枚目が主な軸となる材料たちの一部です。
そして2枚目、太鼓梁。
長いのが3本、短いのが2本ありますね。


そして作業している学生たち。


一生懸命材料と向かい合っております。


さてさて、現在彼らは何をしているのか。
今の作業は墨付けの段階。
木材のどこを切ってどこを削るのかを、材料に書き込んでいる段階です。
道具はこれら。

黒いのが墨壺、その上に乗っているのが墨挿しです。
墨壺に墨をいれて、竹の墨挿しで線を引きます。ペンや鉛筆ではなく墨で引くんですね〜。
そして奥にあるL字型のものが差金です。
これが定規になります。大工さんにはなくてはならない道具たちです。


作業は皆で検討しあいながら進めてゆきます。
ミーティング。

さて、どんなものが出来上がるのかは追ってご報告いたします。


実習棟では桧のかほりが充満しております。お届けできないのが残念です。

技能講習

こんにちは。

先日の日曜日。
日本建築専門学校第1実習棟にて、建築大工技能士の現寸図作成の講習を行いました。
2級は振垂木、1級は振隅木の現寸を描きます。
本校の学生は5名。皆2級技能士を受験予定です。
なんと1年生も一人参加しております!

かきかき。。。

最初は皆、早くても1時間弱〜2時間くらい掛かります。
だんだんと効率、描きやすい方法を体に覚えさせてゆくのです。
1日集中して4枚5枚と描きためてゆくと、30分〜1時間で描き上がるようになります。
最終目標としては20分〜30分で描ききれるようになるといいです。
それくらいを目指して、精進精進!

入試

こんにちは。
後期に入りまして早3日。
さっそくではありますが、平成25年度入学試験の第1回目が
明日10月4日木曜日、場所は静岡県静岡市静岡商工会議所にて執り行われます。


日建での入試は年5回あります。
試験内容は各試験共通で、
・小論文
・適正検査
・面接
の3つから成っております。
と、まあ詳しくは本校ホームページをご覧ください。


試験を受ける高校生は悔いの残らぬよう、全力で取り組んでください!
ご健闘をお祈りしております。


アナウンスでした!

こんにちは。

先の日曜日は十五夜ということで、中秋の名月
台風の中、地域によっては明るい月が拝めたところもあったようですね。

中秋ということは、暦的にも秋も半ば。
校内では金木犀の甘い香りが、ほのかに漂っております。

学期末の慌ただしさで気付いておりませんでしたが、
毎年この香りに出会うと、「すっかり秋だねぇ」と思う筆者でございます。

といっても、なんともまだまだ暑い日がある日本建築専門学校です。
気温の変化で体調など崩さぬよう気を付けましょう!

後期の始まり

昨日の台風では皆様お変わりございませんでしょうか。
静岡は富士宮にあります日本建築専門学校。
雨よりも風が強く、学生寮の瓦が数枚ずれてしまいました。
それでも大きな被害はなく、無事に月曜日を迎えております。


さて、先週の金曜日9月28日に、
4年生の卒業研究発表会を行いました。
発表会と言いましてもまだ9月末ですので、
研究の途中経過の発表会ということになります。

この時期の発表の主となるのは“夏季長期休暇中の成果”
普段の休みでは足を運びにくい、遠方の建築物の見学。
資料収集のため工務店さんや企業さんへの聞き込み調査等。
長い休みがあると、研究手段の幅が広がります。

発表会は講師の方々にも聴いていただきます。
さまざまな分野の先生方に聴いていただけるので、
幅広い視点からご意見を頂戴することができます。
4年生はそれをもとに、改めて研究に取り組むわけです。


そして、おそらくは日本全国の2学期制の学校がそうであるように、
今日10月1日は後期初日です。
気持ちを新たに、がんばってゆきましょう!

授業の様子_1

こんにちは


久しぶりの更新になってしまいました。
今回は日建の授業の様子を少々お見せできればと思います。


初めにご紹介いたしますのは、、、
「建築設計製図2」
2年生対象の設計の演習科目です。
内容(今年度)としては、主に戦後の名建築の調査及び模写、模型製作。
住宅や公共建築の自主設計といった課題に取り組みます。


現在の課題は吉村順三氏設計「軽井沢の山荘」の軸組模型1/20の製作。
1階を鉄筋コンクリート造、2階を木造とする混構造の有名建築です。
この建築のコンクリートや柱、梁、桁、垂木といった骨組みが
どのように組み合わされているかを表す模型(軸組模型)を製作しています。
その軸組模型製作の様子を一部ご紹介いたします。



まだ初期の頃の写真ですが、階段のパーツ。
模型の縮尺が1/20と比較的大きいものなので、
階段の一段一段を細かく再現しています。


1階のコンクリート造部分の様子。
上の階段が組み込まれるとこんな風になります。
軸組模型ですが、内部の壁、木製建具も表現しております。



変わって2階の木造部分。図面を読み取り必要な長さに切った木材を組み立ててゆきます。

屋根まで完成。
軸組模型ですが、外壁の様子も一部表現しております。

物見台までできるとこんな感じ。
完成も間近です。
限られた図面から全ての材料、納まりを読み取り、表現するのは大変な作業です。


完成したらば、プレゼン。
完成がたのしみです。