その4
コンセプト
モニュメントの中に日本を感じさせる。
世界に誇る日本の技術の一つである木組みを用いる。
日本の特徴である四季を部材に彫刻して表現する。
隈先生からのアドバイス
- 構造がすごくきれいなので、彫刻は無いほうが構造がきれいに見えると思う。周りにきれいな四季があるのだから、わざわざ彫刻で表現する必要は無いのではないか。
- 砂時計の形で時を表現するというのは面白いアイディアだが、光やレーザー光線によって砂時計の砂を表現しているというのはわざとらしく感じる。もしも砂をイメージさせたいなら、本当の砂を使った方が絶対きれいだと思う。
- 下の部分も構造的な美しさが欲しい。斗栱だからこの形で支えられていて、そこが美しいということ。
S.K.君の次の一手
- この作品の本質を考えた時、彫刻はメインではないので、無くす方向で考える。
- 全体を少し浮かせることで、下部の斗組みにも構造的な意味を持たせる。
- 社寺建築などで腕木や斗の木口面を白く塗ることがあるように、色彩によって日本的なイメージになるかも検討してみる。