その5

伝える塔

コンセプト
テーマを「伝える」として表現する。
メインとなる塔には、日本の技術を表徴するものとして、社寺建築で多く目にする蟇股(かえるまた)を使用する。
蟇股内部には、技能五輪の各種目を表現した彫刻を施す。
来場者に内部の鏡天井へ千社札を貼ってもらう。

隈先生からのアドバイス

  1. 蟇股は面白いが、スロープには無理がある。
  2. もしスロープをメインにしたいなら、福島のさざえ堂のように構造的にもインパクトがあるものの方が面白みがある。蟇股は要らない。斗栱でスロープを造っていくなど。
  3. 技からデザインを決めていくような発想ができないか。
  4. 千社札が一番面白い。形が変形していくモニュメント、つまり参加型オブジェは最近流行っている。

S.T.君のこだわり

  1. できれば、蟇股をデザインのモチーフとして進めて行きたい。もっと蟇股にインパクトがあるようなものを考えたい。
  2. スロープは、さらに面白く活用できるアイディアが浮かべば使用するが、そうでなければバッサリと取ってしまう。
  3. 千社札を貼り付けることができる面積を増やすことを考える。